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2019.08.27

着付けに時間がかかる理由は。

こんにちは、着つけヒラリです。
処暑が過ぎ、暑さも急に勢いを落とし
ああもう夏も終わる、と思うと
あの焼けそうな暑さが少し恋しかったりする今日この頃です。

さて、着つけヒラリの着付け教室にお越しくださる方の中で
「きものはまったく初めてです」という方が多数なのですが
すでにある程度着られる、という方も一定数いらっしゃいます。
ある程度着られるけれど、とお越しくださる方は
「今の着姿に満足していない・ブラッシュアップしたい箇所がある」場合と
「着付けに時間がかかりすぎる」という場合が多いように思います。

着付けに時間がかかる方全員に共通しているのは
とても几帳面できっちりやさんタイプということ。
思う形になるまで、何度でもやり直し、やり直した回数分だけ時間がかかり
しかも、やり直したからといって必ず思うとおりにならないこともあり
そしてまたやり直しを繰り返し、
納得いく前に体力と時間の限界を迎えてしまう…
もしかしたら、ブログを読みながら大きく頷いている方もいらっしゃるかもしれません。

時間の短縮に最も効果的なのは何か。
「やり直さないこと」
これにつきます。
全然納得いかない着姿のまま出かけましょう、と云いたいわけではないので
ご安心ください。
やり直さない代わりに、「微調整」してください。
例えば裾あわせの際に丈が長すぎたなら、
もう一度裾丈を合わせなおすのではなく、長かった分だけを
腰ひもの上からそっと引き上げればよいのです。
これは、裾あわせに関してだけでなく
ほぼすべての工程に言えることです。
微調整であれば、2回3回やり直すよりも時間も短く、
そして確実に自分の理想に寄せていくことができます。

お一人ずつレッスンを行うことのよさとして
お一人ずつの手の使い方をしっかり確認して
その方に合わせた微調整の方法や、微調整するべきポイントをお伝えできることです。
意外と着付けにあいまいなことは少ないです。
どうしてそう着崩れるのか、どうしてこう直すのか、
理論にのっとってお伝えいたします。






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