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2020.01.08

着付けのお稽古を始めるのに一番良い時期は。

こんにちは、着つけヒラリです。
成人式が近くなってきたので、あれこれと帯を結んでおります。
出張着付けの場合、どんなきものでどんな帯なのか
ご本人様ときものの寸法があっているのかどうか
当日までわからないことがほとんどですが
体ときものが合っていなかったり、少々道具が足りなかったり
そんなときほど着付け師としての経験や実力、動じない精神力を問われます。
写真の帯も
「あれ、帯じゃなくて段ボールだったのかな?」と思うほどかたいのですが
そんな帯でも可愛らしく結べるよう、
帯の出来上がりの形ごとにポイントを整理しています。

さて、1月になると、新しい年の始まりに新しいことを始めたくなるのが人情なのか
着付け教室のお問い合わせが増えます。
同様に、新年度の4月もお問い合わせが増える時期なのですが
1月から始めるか4月から始めるか迷っているのであれば
断然1月がおすすめです。

たとえば隔週でレッスンを受けたとして、
一通り着られるようになる5回目を終えたころ、
1月から始めたら春前に着られるようになるので、
そのまま気候のよい時期にきものをきて出かけられるので
きものを着る習慣が定着しやすいです。
着付けはある意味では「習うより慣れろ」なので
着ることができるようになった後に、習慣化することが大切です。

逆に、4月に着付けを始めた場合
習い始めたときは気候も良く、意欲を維持しやすく、通いやすいのですが
着られるようになるころには汗ばむ時期に差し掛かるので
なんとなくきものに手が伸びにくく、そうこうするうちに忘れてしまう
というのもよくあるパターンです。

そういう意味では、気候がよくなる少し前に始めるのが
お稽古開始のベストシーズンだと考えています。

ヒラリでは、慣れる前の段階で
「どうしてそれが必要なのか」「それは何のための所作なのか」など
これまできものに親しんでこなかった方にも理解しやすく忘れにくいように
着付けの理論を丁寧に説明させていただきます。

新しくきものを着たい方、ぜひヒラリにお手伝いさせてください。

着つけ ヒラリ 着つけ ヒラリ