ブログ

2021.09.23

着付けの資格について

こんにちは、京都の着付け・着付け教室 着つけヒラリです。
朝夕はすっかり秋の気配なのに、日中はまだまだ暑くて着るものに迷う今日この頃です。

さて、最近着付け教室に来てくださる方から
「着付けもきものも初心者ですが、
ゆくゆくは着付けの資格を取りたいです」というお話を聞くことが増えました。
着付け技能士検定という国家検定の認知度が上がっているのでしょうか
着付け師という職業や、資格取得の候補として着付けが話題にのぼるのは
なんとなく嬉しいものです。

ですが、着付けの資格という表現はちょっとあいまいさのある言い方なので
いくつかの確認をさせていただくこととなります。

まず大体の着付け教室が出している『お免状』や『資格』は
全国共通の資格ではないことが多く、
どちらかといえば、教室内での社内検定のような資格だと思います。
また、着付け教室でお免状をいただく際には、
認定料、発行手数料として1万円前後~(場合によっては10万を超えることもあるようです)
の費用が必要になることが多いようです。
複雑なクラス構成やお免状を取り払い、
シンプルかつ習う人にとって無駄のないレッスンを心がける着つけヒラリでは
この種類のお免状は発行しておりません。

では、全国統一での着付けの資格はというと
それに近いものが厚生労働大臣認定の「着付け技能士」ですが
こちらは国家検定であり、国家資格ではありません。
国家資格と国家検定はその性質がかなりちがっていて
国家資格は、例えば医師や弁護士など資格を持っていなければその業につくことができませんが
国家検定は合格していなくとも、その職業を名乗ることができます。

では、国家検定は何のためのものかというと
技術者の技術が一定水準以上であることを公が認める、ということのようです。
着付け技能士検定の1級は、実務経験が受検資格として必要です。

もしも着付けの資格を、と思われるのなら、
しいて言えばヒラリは着付け技能士検定がいいと思いますが
これはあくまですでに着付け師として働いている方を対象としたものですので
「着付けの資格を取りたい」とおっしゃるきもの初心者の方には
上記のことを説明させていただき、
場合によってはレッスンの受講自体を考え直していただくことがあります。
(ビジネスとしては、誰にでも受検とレッスンをお勧めするほうが正解なのかもしれません)

FBページ→こちら
Instagram→こちら
Youtube→こちら
LINE公式アカウント→こちら

ぜひフォロー・チャンネル登録お願いいたします
いいね!していただけると励みになります。

お免状や複雑なコースは取り払って、
きものを楽しむための着付けプライベートレッスンを行っています。
初心者の方は一から丁寧に
ある程度着られる方には着姿ブラッシュアップやポイントレッスン
すでにお仕事にしているプロの方向け講座
花嫁着付けのレッスンや着付け技能検定対策もどうぞ
お気軽にお問い合わせください


着つけ ヒラリ 着つけ ヒラリ