こんにちは、京都の着付け・着付け教室 着つけヒラリです。
写真のお花は利久梅と芍薬です。
自宅にいる時間が長くなり、ときどき何とも言えない気分になりますが
植物のもつ色の力強さに励まされ、
自分らしく過ごしたいと思います。
お若い方、特に成人式前のお嬢さんたちからは
成人式にどのようなきものを着ればよいかアドバイスが欲しいと
声をかけていただくことがしばしばあります。
それまであまり縁がなかった着物に、
自分が主役として急に向き合うことになるのが振袖なので
お嬢さんたちもぐっと力が入るのかもしれません。
おすすめの色柄があるかどうか
今しか着られないものと、長く着られそうなものの
どちらを選べばよいか、というご質問が多いのですが
振袖らしさを重視するなら、赤、ピンク、水色
人とかぶらない色を重視するなら、緑、紫、茶、黄色オレンジ系が
あまり人と同じになることが少ない色のようです。
身に着けるものは「その人らしさ」がとても出るものですし
成人式は一生に一度だけなので
「今しか着られない色」「長く着られる」という以上に
今一番気に入ったものという目線で選ばれるのが一番納得いくのではないかと思います。
余談ですが、「袖を切ったら訪問着になります」
「長く着られる色柄の振袖です」というのは
個人的な意見ですが、あまりおすすめではありません。
二十歳に似合う色柄は袖を短くしても、やはり二十歳に似合う雰囲気ですし
おとなしい色でも振袖の柄は振袖向きの柄なので、
洋服と同じように、ご年齢に合わせてお召しになるものを変えていくほうが
しっくりいく装いになるように思います。
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